おはようございます。今日は、【子供に伝えたい言葉】シリーズ「世の為人の為になる事をしよう」という題名で記事を書こうと思います。今回も使い古された標語のような言葉ですが、それだけ長く定番として残っているという事は、逆に真実を表している場合があります。今回の言葉もそうだと私は考えています。それでは、よろしくお願い致します。
☆老子は「無為を為す」と言いましたが
いきなり老子を持ち出してきました。老子は「無為」「成人不仁」という言葉を残しています。これは、両方同じような意味で、「特定の何か(誰か)の為になるようなことをしない」という事です。この意味だけ抜き出すと、「何もしない」という意味で取られることが多いです。しかし、老子は「無不為」とも言っています。これは、「特定の何か(誰か)の為にならないような事もしない」という意味です。回りくどい言い方なので訳文は本によってまちまちで、誤訳だらけになっていますが、シンプルに考えるとこれは「全てに対して良い事をする」という意味になります。要は、老子は「みんなの為になるようなことを仕事として持ちなさい」と言っています。
☆この世は合わせ鏡のようになっている
天照大御神が孫の瓊瓊杵尊に鏡を預けた意味です。世の中というのは、(見えないですが)鏡張りになっていて、自分の行ったことは自分に必ず返ってきます。因果応報という言葉が仏教でありますが、これも同じ意味です。世の為人の為に働く事は、自分がやがて受け取るものである、という側面もあります。
☆世の中への貢献度が大きいという事は
世の中への貢献度が大きいという事は、逆に言いますとそれだけ受け取るものも大きいです。しかし、それに伴って責任も大きくなるので、その責任に自分が耐えられるようになる必要があります。そのためには、心身ともに筋肉が必要になります。逆に言いますと、自分自身を高めていく事を忘れなければ、そのうち世の中への貢献度を高めていく事が出来るようになります。
☆自分の為にするのは二の次。しかし・・・
宮沢賢治の「雨ニモマケズ」という有名な詩があります。その中に「自分を勘定に入れずに」という一文が出てきます。読んでいるだけならば、「カッコいいセリフだなあ」と思うのですが、いざそれをしてみようと思うと、かなり無理な話である事が解ります。なので、ある程度は自分の事も考えに入れる必要があると考えます。そうしないと、自分自身が潰れてしまい、両親・妻・子供をはじめとする家族に迷惑をかけてしまう事にもなりかねません。
☆知足
逆に、欲望にまみれた「自分だけ良ければ良い」というのも周囲との軋轢を生んでしまいます。そのようになりそうな時は「知足」という言葉を頭に思い描きたいものです、これも老子の言葉で、「足るを知る」という意味です。
☆現実的に考えると、両方のバランスが大事
上の二つの対照的な見出しで解るのは、「結局はバランスが大事」という事です。他人の為にでもあるし自分の為にでもある「皆の為に行う(=無為を為す)」という事が、物事をスムーズに流す極意のように思います、
☆最低でも三面記事になるような事は避けよう
昔から「三面記事に載るような事はするな」といいます。新聞の三面記事の欄は事件が載っていたのでそのような言葉が生まれたのでしょう。ちなみに、ウォーレン・バフェット氏の本で見かけたのですが、アメリカでも「新聞記事になるようなことはするな」という言葉があるようですね。
☆自分のできる事で、人にしてあげられる事をやってみよう
要は「何か社会貢献してみよう」という事です。「一日一善」と良く言いますが、早速今日から始めてみませんか?
以上です。少しでも参考になれば幸いです。
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【心に響く言葉】上手く行く事の方が少ない
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小さな勇気を心に持ちましょう。
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