新規更新

新規更新情報 平成30年1月20日 Vaster2へ変更。ご迷惑をお掛け致します m(_ _)m

【危険】PM2.5飛散量が多い場合は子供の洗濯物は内干しで。



おはようございます。今日は「私の家で普通にしていますが、他の家ではあまりしていないだろうな」という話題です。何と言いますかタイトルのままですが、PM2.5が高い時は晴れていても子供の服は内干ししています。想像以上に危険だと判断していますので。その理由を、以下に書いていこうと思います。

☆そもそもPM2.5とは?

PM2.5とは、粒径が2.5μm以下の大気中浮遊する微小粒子状物質の事で、英語表記のParticulate Matterの頭文字を取ってPM2.5と名付けられています。多くが工業都市部、コンビナート等からの排煙等が原因となり発生しているものですが、このPM2.5が問題となるのは、呼吸器の奥深くまで侵入して人体に影響を及ぼす懸念がある為です。通常、呼吸による空気の通り道は鼻腔→気管支→細気管支→肺胞となります。この空気の通り道には鼻毛や絨毛等のフィルターが存在し、粒子径が2.5μmより大きいものはそこに付着して肺の奥深くまでは到達しないような仕組みになっています。粒子径が小さいと、そのフィルターをすり抜け、細気管支、肺胞まで到達し、炎症の原因となり、気管支炎、喘息、肺がん、循環器系の病気に悪影響を及ぼす可能性が高くなります(最近の喘息治療薬やCOPD治療薬等、吸い込んでも咳き込まないものがありますが、それは薬剤粒子径が小さいからです。同じ理屈ですね)。
 以上が通常言われている西洋医学的見地に立った見方です。ここからは漢方学的知見です。
 漢方学的には、肺と言う臓器はガス交換以外に、余分な熱を体外に排出するという働きも考えます。所謂バイクのエンジンの空冷と同じです。心臓と言うエンジンで出た熱を肺で冷ましている訳です。また、陰陽調和と言い、身体の自律神経のバランスを取る作用がありますので、そこに影響が出てきます。具体的には、肺によるラジエーター機能が上手く働かない事で上半身に余分な気(力)が溜まり、熱を生じる事で先ほどもありましたが喘息等に代表される呼吸器疾患が増えます。また、肺熱の留滞により循環器疾患、皮膚疾患、肩こり、頭痛が増えます。更に時間を置くと、体内循環不良により老化促進、細胞の癌化、脳卒中、心筋梗塞などの重い病態を引き起こしやすくなります。
 一応、環境省HPに、環境基準が載っていますが、子供や老人は影響が大きいので、それ以下でも飛散量が多い場合は気を付けた方が良いです。


PM2.5が高い時は、それより大きい粒子径の大気汚染物質も多い。

 当たり前の事ですね。粒子径が小さいものが飛んでいたら、それよりも大きいものも飛んでいます。大気中にそのような汚染物質が飛んでいるという事は、空気が煙草の煙にまみれているのと同じ意味合いですので、その空気の中に衣服をさらすのはどうかと考えています。特に、私の住んでいる岡山は黄砂もひどい地域なので、その辺り気を付けています。

 ☆衣服への付着から皮膚に接触

 そのままです。皮膚に接触するだけでなく、微粒子なので呼吸で肺や気管支に吸い込んでしまうおそれもあります。

☆皮膚アレルギーの原因になる可能性が高い

 普通の健常な方なら大丈夫と思いますが、私や私の子供のようにアトピー素因がある場合は、PM2.5等の付着はアレルギー悪化の原因となっている可能性があります(現に、私は春先が一番アトピーが酷いです)。
                                                           
以上が理由です。で、対策は以下になります。

☆対策は?

 常時PM2.5の飛散量をネットで確認し、衣服を外に干すか内干しするか判断していくしか無いです。大人はそこまでシビアに気にする必要はありませんが、子供やアレルギー持ちの人は要注意です。通常の生活で外に出るのは仕方ないと思います。PM2.5等の物質が多い時は、マスク等をしてやりすごし、極力外に出るのを控えるしかないと考えます。

 以上です。少しでも参考になれば幸いです。


0 件のコメント :

コメントを投稿