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【ちょっとした裏ワザ】小児のシロップ剤(薬)持ち運びのコツ

小児の薬で気を付けないといけないものの一つに、シロップ剤があります。大人でも出る事ありますが、圧倒的に小児の方が出る剤形ですね。今日は、そのシロップ剤の持ち運びについて書こうと思います。

シロップ剤は、まだ粉や錠剤が飲めない乳幼児に出されることが多く、その為、通常の薬と違ってボトルに入って貰う事が殆どです(中には液体のパックになっている薬もあります)で、保存方法等も遮光だったり冷所じゃないとダメなものもあります。持ち運びを考えた場合、遮光はまあ何とかなるとして、冷所保存だと難しい場合が多いです。例えば、保育園で昼食後に飲ませたい場合に、冷所保存だとその方法が取れなかったりします。ですので、それを避けることが重要です。元々の医薬品自体が冷所保存だとどうしようもないですが、そうでなければ、避ける方法があります。それは、

病院・薬局でシロップ剤を貰う際、水を加えない(加水しない)ようにお願いする事

です。薬局でシロップ剤を作る際に加水することも多いのですが、水を加える際に使われる「水」は水道水です。たまに、医師から精製水とか指定が来る場合があるので、それはその通りに作りますが。で、その水道水は、消毒してあっても雑菌が完全には死んでいません(培地に塗って培養すると菌のコロニーが出来ます)ので、冷蔵庫で保存する必要が出てきます。
それを避けて、一回量をカップで量り取って飲むよう作って貰うと、外出時でも薬を持ち運びやすくなり、便利になります。持ち運ぶ容器は、100均の醤油やソースを入れる小さいビニール容器があると思うのですが、それが一番良いです。また、貰われる際には、保管方法も聞いておいて、室温でもOKと確認した方が良いでしょう。

参考になれば幸いです。

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