☆メロ先かリズム先かコード先か詩先か
民族調曲を作るときに、どの項目から作っていくかというのが重要ですが、私は民族調曲に関しては基本的にメロ先です。というのも、各種作曲技法はメロディにかかるものが多い為です。他のジャンルなら、リズムやベースから作っていく事が多いのですが、その辺りは民族調曲独特だと思います。イメージを書き出してメロディを作ることが多いので、そういう意味では詩先なのかもしれませんが。その辺りから、楽曲の組み合わせのヒントが生まれる事があります。
☆浮かんだメロディに対する楽器
そのものズバリですが「浮かんだメロディがどんな楽器で鳴っていたか」が楽器を選ぶ手掛かりになると思います。その頭で鳴っていた音と近い音を探してみるのは、一つのアプローチだと思います。かと思ったら、全然違うと思っていた音色が合ったりする場合もあるので、その辺りはセンスが大きくなってきます。
☆どれを目立たせないといけないか
メインメロディは目立たせるのは当然として、伴奏を含めた鳴っている音のどれを目立たせるかというのが重要です。ある楽器が他の音を押しのけて前に出る、という事の無いようにしていきたいものです。やはり、音楽は調和が大事ですね。
☆作曲技法と楽器の兼ね合い
例えば、ドリアンスケールとパンフルートの組み合わせですと大陸系のニュアンスが強く出てきます。琴と47抜きの場合は日本っぽいテイストになります。その場その場で、最適なものをチョイスする必要があります。組み合わせは中々言葉に出来ない所ですが、一つ言えるのは、使いすぎ注意という所でしょうか。少し控えめ程度に民族調ニュアンスを求めるといったイメージが重要かと思います。
参考になれば幸いです。
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